電気代計算ツール(ワット数×使用時間ですぐわかる)

最終更新:2026年7月29日

家電の消費電力(W)と使用時間を入力するだけで、1時間・1日・1ヶ月・1年の電気代を計算します。
単価は業界共通の目安単価31円/kWhを初期値にしており、自宅の単価に変更もできます。
「この家電、つけっぱなしだといくら?」の確認にどうぞ。

W
時間
円/kWh
1ヶ月の電気代(概算)

1年間つづけると

1時間あたり
1日あたり
1ヶ月(入力した日数分)
1年換算(×12ヶ月)

※計算式:消費電力(kW)×使用時間×単価。
実際の消費電力は機器の状態や設定で変動します。

電気代の計算方法——式は「消費電力(kW)×使用時間×単価」

電気代の計算式:消費電力kW×使用時間×単価31円/kWh。600Wを3時間使うと約56円

電気代は、次の式で計算できます。

電気代 = 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 1kWhあたりの単価(円)

家電の消費電力は「W(ワット)」で書かれていることが多いので、1000で割ってkWに直してから計算します。
たとえば消費電力600Wのエアコンを3時間使った場合、600÷1000=0.6kW、0.6kW×3時間×31円=約56円です。

消費電力は、家電本体に貼られたシール(銘板)や取扱説明書、メーカーの製品ページで確認できます。
「W」の数字をこのページのツールに入れれば、1時間〜1年の電気代がすぐわかります。

1kWhあたりの電気代はいくら?——目安単価は31円/kWh

計算に使う単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める「電力料金目安単価」=31円/kWh(税込)を初期値にしています。
これは家電のカタログや店頭の「電気代目安」表示に共通して使われている業界標準の単価で、令和4年7月に27円から31円へ改定されたものです(2026年7月29日確認時点も31円のまま)。

ただし、実際の単価は契約している電力会社・プランによって異なります
より正確に計算したい場合は、検針票(電気ご使用量のお知らせ)や会員ページで「電力量料金 ÷ 使用量(kWh)」を割り算すると、自宅の実際の単価がわかります。
燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金を含めると、目安単価より高くなっている家庭も少なくありません。

毎月の電気料金の内訳——ツールの結果と請求額が違う理由

このページのツールで計算できるのは、電気料金のうち「使った分」にあたる電力量料金の部分です。
毎月の請求額は、実際には次の4つの合計で決まっています。

内訳内容
①基本料金契約アンペア数などで決まる固定費。使わなくてもかかる
②電力量料金使用量(kWh)×単価。本ツールで計算している部分
③燃料費調整額燃料価格に連動して毎月変わる調整分。プラスにもマイナスにもなる
④再生可能エネルギー発電促進賦課金使用量に応じて全員が負担。単価は毎年度改定

また、多くの家庭が契約している従量電灯タイプのプランでは、電力量料金の単価が「使うほど高くなる段階制」になっています(例:東京電力の従量電灯Bは3段階)。
使用量が多い家庭ほど「最後の1kWh」の単価は目安の31円より高くつくため、節電の効果も大きくなります。
自宅の正確な内訳は、検針票(電気ご使用量のお知らせ)か電力会社の会員ページで確認できます。

家電別の電気代早見表——1時間あたりいくら?

家電別の電気代早見表(1時間あたり・31円/kWh):ドライヤー約37円、エアコン冷房約14円、扇風機約1.2円など

目安単価31円/kWhで計算した、主な家電の1時間あたりの電気代です(消費電力は一般的な目安。
機種により異なります)。

家電(目安の消費電力)1時間あたり
LED照明(10W)約0.3円
ノートパソコン(30W)約0.9円
扇風機(40W)約1.2円
電気毛布(50W)約1.6円
液晶テレビ40型(80W)約2.5円
デスクトップPC(150W)約4.7円
こたつ・強(200W)約6.2円
ゲーミングPC(400W)約12.4円
エアコン冷房(平均440W)約13.6円
ホットカーペット2畳・中(500W)約15.5円
エアコン暖房(平均620W)約19.2円
セラミックヒーター・強(1100W)約34.1円
ドライヤー・強(1200W)約37.2円
電気ケトル(1250W)約38.8円
電子レンジ(1400W)約43.4円

同じ「1時間」でも、家電によって100倍以上の差があることがわかります。
扇風機を8時間つけても約10円ですが、セラミックヒーターを8時間つけると約273円。
1ヶ月毎日続けると8,000円を超えます。

家電ごとの電気代の計算例——1ヶ月でいくらになる?

「1時間あたり」を1ヶ月に引き伸ばすと、金額のインパクトがはっきりします。
目安単価31円/kWhでの計算例です。

  • エアコン冷房(平均440W)を1日8時間・30日:0.44kW×8時間×31円×30日=約3,273円/月
    夏の電気代が上がる主因はほぼこれです。
  • ゲーミングPC(400W)を1日4時間・30日:0.4kW×4時間×31円×30日=約1,488円/月
    ゲームや動画編集の時間が長い人は「第2のエアコン」と考えると感覚が合います。
  • セラミックヒーター(1100W)を1日6時間・30日:1.1kW×6時間×31円×30日=約6,138円/月
    冬にワンルームで使い続けると、暖房手段の中で最も高くつきやすい組み合わせです。
  • LED照明(10W×5灯)を1日6時間・30日:0.05kW×6時間×31円×30日=約279円/月
    照明のこまめな消灯より、上の3つを見直す方が効果は桁違いです。

なお、冷蔵庫・エアコン・洗濯機のように運転状況で消費電力が大きく変わる家電は、カタログの「年間消費電力量(kWh/年)」×31円で年額を出す方が実態に近くなります(下のFAQ参照)。

電気代が高い家電の共通点は「熱を作ること」

早見表を見ると、電気代が高い家電には共通点があります。
ヒーター・ドライヤー・電子レンジ・ケトルなど、電気で「熱」を作る家電は消費電力が大きいのです。
逆に、モーターで風を送るだけの扇風機や、LED照明は非常に安く済みます。

節約を考えるときは、「こまめに消す」よりも消費電力の大きい家電の使い方を変える方が効果が大きいのが基本です。
たとえば暖房なら、セラミックヒーター(1時間約34円)をエアコン暖房(同約19円)や、こたつ・電気毛布(同約2〜6円)に置き換えるだけで、同じ暖を取るコストが大きく変わります。
エアコンは室温が設定温度に達すると消費電力が下がるため、「つけっぱなしの方が安い」場面があるのもこのためです。

なお、テレビの待機電力やスマホの充電(1回約1〜2円)のような小さな電力は、気にしてもほとんど節約になりません。
まず上の早見表で「大物」を把握するのが近道です。

もうひとつの節約アプローチが、「使う量」ではなく「単価」を下げること、つまり電力会社・料金プランの見直しです。
同じ使用量でも契約先によって電力量料金の単価や基本料金は異なります。
まずこのページのツールで自宅の電気の使い方を把握してから、検針票の使用量(kWh)をもとに各社のプランを比較すると、無理のない削減ができます。

よくある質問

Q. 冷蔵庫のように常時運転の家電はどう計算する?
A. 冷蔵庫やエアコンは運転状況で消費電力が大きく変動するため、カタログの「年間消費電力量(kWh/年)」で計算するのが正確です。
たとえば年間250kWhの冷蔵庫なら、250×31円=年間約7,750円(月約646円)です。
Q. エアコンの電気代はこのツールの結果より高い?安い?
A. エアコンは起動直後や外気温との差が大きいときに消費電力が上がり、安定すると下がります。
ツールでは平均的な消費電力(冷房440W・暖房620W程度)を目安にしていますが、実際は部屋の広さ・断熱・設定温度で変わります。
正確に知りたい場合はワットチェッカーでの実測がおすすめです。
Q. 契約アンペア(30A・40A)を変えると電気代は変わる?
A. 契約アンペアで変わるのは「基本料金」で、使った分の電力量料金(このページで計算している部分)は変わりません。
基本料金は東京電力の従量電灯Bで10Aあたり月300円前後です(プランにより異なります)。
Q. 31円/kWhと自宅の単価、どちらで計算すべき?
A. 家電同士の比較なら31円のままで十分です。
実際の支払額に近づけたい場合は、検針票の「電力量料金÷使用量」で出した自宅の単価に変更してください。
計算の前提(2026年7月29日確認):単価の初期値は公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会の電力料金目安単価31円/kWh(税込・令和4年7月改定)です。
実際の電気料金は電力会社・プラン・燃料費調整額・再エネ賦課金により異なります。
家電の消費電力は一般的な目安であり、機種・使用状況により変動します。
本ツールは概算の目安としてご利用ください。
出典:全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問