光熱費の「結局いくら?」を
その場で計算できる無料ツール集
「この家電、つけっぱなしだといくら?」「うちの電気代は平均より高い?」——請求書を見てモヤモヤする疑問を、その場で数字にします。
すべて無料・会員登録不要。
各ツールに計算根拠(単価・計算式・出典)を明記しています。
電気代の計算式はひとつだけ
家電の電気代は、どの機器でも同じ式で出せます。
消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量単価(円/kWh)
例:800Wの電気ストーブを1時間 → 0.8kW × 1h × 31円 = 24.8円
ポイントはW(ワット)を1000で割って kW にすることだけです。
当サイトでは目安単価として31円/kWhを使っています(2026年7月29日確認)。
契約している電力会社やプランによって単価は変わるため、各ツールでは単価を自分で変更できるようにしています。
「1時間いくら」がわかれば、あとは掛け算です。
1日8時間なら8倍、1ヶ月なら30倍。
電気代が高くなる機器は、W数が大きいか、使用時間が長いかのどちらかしかありません。
自分の家電のW数を調べる方法
計算に必要なのは消費電力(W)だけです。
次の3か所のどれかに必ず書いてあります。
- 本体の定格銘板……背面や底面に貼られた銀色のシール。「消費電力 800W」のように記載されています
- 取扱説明書の仕様欄……「定格消費電力」の項目
- メーカーの製品ページ……型番で検索すると仕様表が出てきます
ここで注意したいのが「定格消費電力」と「最大消費電力」は別物だという点です。
電気ストーブのように出力が一定の機器はほぼ同じ値になりますが、エアコンは「定格」のほかに「最小〜最大」の幅が書かれています。
立ち上がりは最大に近い電力を使い、設定温度に近づくと最小側で動くため、実際の電気代は幅のあいだに収まります。
また、強・弱で切り替わる機器は、どちらのW数で計算したかで結果が変わります。
こたつが「1時間2.2円」なのは弱(70W)で運転した場合で、強にすると数倍になります。
当サイトのツールでW数を入力できるようにしているのはこのためです。
家電別の電気代早見表
当サイトの各ツールで計算した結果をまとめました。
同じ単価(31円/kWh)で計算しているので、機器どうしを直接くらべられます。
| 機器 | 計算結果 | 詳しく |
|---|---|---|
| こたつ | 1時間2.2円(暖房器具のなかで最も安い)。上掛けと敷布団を足すと年1,010円下がる | こたつの電気代 |
| 電気毛布 | 1日12.4円と1日1.2円の両方が出回る。差はサーモスタットの断続運転 | 電気毛布の電気代 |
| 電気ストーブ | 800Wで1時間24.8円。ハロゲン・カーボン・シーズはW数が同じなら電気代も同じ | 電気ストーブの電気代 |
| オイルヒーター | 「月2,000円」と「月2万円」はどちらも正しい。差は稼働率 | オイルヒーターの電気代 |
| 除湿機 | コンプレッサー式は月884円、デシカント式は月2,325円で2.6倍差 | 除湿機の電気代 |
| 換気扇(24時間換気) | 365日つけっぱなしでも年2,172円。LED照明1個より安い | 換気扇の電気代 |
| 暖房器具11種の比較 | 同じ条件で計算し直すと、最安と最高で23倍の差 | 暖房器具11種の比較 |
※いずれも31円/kWhでの概算です。
機種・設定・部屋の断熱状況によって実際の金額は変わります。
電気代を下げるなら、効果が大きい順に
節約の情報はたくさんありますが、効果の大きさには順番があります。
基本式が「W × 時間 × 単価」である以上、下げられるのはこの3つのどれかです。
1. W数の大きい機器の使用時間を削る
いちばん効きます。
1,200Wのオイルヒーターを1時間減らすと37.2円、70Wのこたつを1時間減らしても2.2円です。
同じ「1時間」でも、削る対象で17倍の差があります。
待機電力をこまめに切るより、暖房の稼働時間を見直すほうが金額は大きく動きます。
2. 稼働率を下げる(設定温度・断熱)
オイルヒーターや電気毛布のように、サーモスタットで自動的に入切する機器は「稼働率」で電気代が決まります。
設定温度を下げる、部屋の断熱を上げる、というのは稼働率を下げる行為です。
こたつの上掛けと敷布団で年1,010円下がるのも同じ理屈です(省エネ庁の実測値)。
3. 単価そのものを下げる
契約プランの見直しです。
ただし単価が31円から29円になっても下がるのは6.5%で、使用時間を2割減らすほうが効く場合もあります。
まず自分が何にいくら使っているかを把握してからのほうが判断しやすくなります。
よくある質問
31円/kWhという単価はどこから来ていますか
公表されている目安単価を使っています(2026年7月29日確認)。
実際の単価は電力会社・プラン・使用量の段階によって変わるため、各ツールでは自分で単価を入力し直せます。
検針票に記載された金額から逆算するのが最も正確です。
つけっぱなしと、こまめに消すのはどちらが安いですか
機器によって答えが変わります。
エアコンのように起動時に大きな電力を使う機器は、短時間の外出ならつけたままのほうが安いことがあります。
一方で電気ストーブのようにW数がほぼ一定の機器は、消した分だけ確実に安くなります。
W数が同じなら、どのメーカーでも電気代は同じですか
電気ストーブのように電気を熱に変えるだけの機器は、同じW数なら電気代も同じです。
ハロゲン・カーボン・シーズといった方式の違いは、暖まり方や体感には影響しますが、消費電力が同じなら電気代は変わりません。
エアコンだけは例外で、空気中の熱を移動させる仕組みのため、消費電力に対して数倍の熱を出せます。
このサイトについて
光熱費ラボの計算ツールは、全国家庭電気製品公正取引協議会・経済産業省・総務省などの公的機関・業界団体が公開する一次情報をもとに作られています。
単価・制度の改定にあわせて更新し、各ツールのページに前提条件と出典、確認日を明記しています。
実際の料金は電力会社・ガス会社・プラン・使用状況により異なります。
正確な金額は契約中の会社の検針票・会員ページでご確認ください。